自分に合った個室をお選び下さい。
性の多様性の観点から、トイレを“男女共用“にするという考え方がありますが、オルタナティブトイレは、すべてを“男女共用“にするのではなく、状況に応じて“男女共用“と“男女別“、さらには、車椅子使用者等にも配慮した個室を選択できるトイレ空間。ジェンダーという観点だけでなく、障がいのある方や子ども連れの方等、「選択肢」がたくさんある中から自分の状況に応じてトイレを選べるようなパブリックトイレを提案しました。
1, 器具数の効率化によって生まれるコミュニティスペース
男女共用にすることで器具数の効率化による余剰スペースができ、そこをコミュニティスペースとして活用する。
2, 空間構成の工夫による選択性
男女共用トイレ、男性用トイレ、女性トイレを一つの空間に置かれた大きな2つのボックス(個室群)によってコーナーで分け、開かれた中央道線に面して男女共用、ボックスの裏側に男女それぞれのトイレを設ける。
3, それぞれの個室内に各々の機能を与える
必要に応じて選べるように多機能トイレやおむつ交換台などの機能を持った個室がある。男女専用トイレを含め、全ての個室には手洗器を配置することで、個室内であらゆる行為を完結することができる。
4, IT技術による効率化
入室表示画面によって使用状況を確認。いずれはスマホや自分のPCなどから確認が可能。トイレの待ち時間を減らすことで、トイレ内部の人の動きを円滑にし、すれ違いを少なくすることができる。
オルタナティブトイレ
Architecture
- Title
- オルタナティブトイレ
- Date
- 2018.04 - 2019.10
- For
- others
- At
東京都
- Size
- 130㎡
- Status
- Completed
- Publications
-
LIXIL ビジネス情報 コラム
Staff
- Direction
- 永山祐子
花摘知祐 - Client
- 株式会社LIXIL