仏壇の最も原型に近い、厨子の形状を考えた。閉めた時には日常の中に溶け込み、開けるともうひとつの世界を感じる。そんな切替を仏壇の扉の”開け閉め”で表現したいと思った。扉を開けた瞬間、いにしえのご先祖さまと繋がり、日常とは違う時間の流れを感じることができる。仏壇はそんな玉響(たまゆら)な時間を現代の私たちの日常の中に創り出す装置となる。
※創業190年を迎える京都の仏壇・仏具メーカー株式会社若林佛具製作所が、クリエイターとともに”祈りのカタチ”としての新しい仏壇を提案するプロジェクト「raison d’être(レゾンデートル)」にて発表。
玉響厨子 (たまゆらのずし)
Architecture
- Title
- 玉響厨子 (たまゆらのずし)
- Date
- 2019
- For
- product
- Status
- Completed
- Website
- https://www.wakabayashi.co.jp/
- Publications
-
Stories of Grand Seiko 2022年
Staff
- Direction
- 永山祐子
芳野航太 - Photo
- Mitsuyuki Nakajima