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仏壇の最も原型に近い、厨子の形状を考えた。閉めた時には日常の中に溶け込み、開けるともうひとつの世界を感じる。そんな切替を仏壇の扉の”開け閉め”で表現したいと思った。扉を開けた瞬間、いにしえのご先祖さまと繋がり、日常とは違う時間の流れを感じることができる。仏壇はそんな玉響(たまゆら)な時間を現代の私たちの日常の中に創り出す装置となる。

※創業190年を迎える京都の仏壇・仏具メーカー株式会社若林佛具製作所が、クリエイターとともに”祈りのカタチ”としての新しい仏壇を提案するプロジェクト「raison d’être(レゾンデートル)」にて発表。

玉響厨子 (たまゆらのずし)

Architecture

Date
2019
For
product
Status
Completed

Staff

Direction
永山祐子
芳野航太
Photo
Mitsuyuki Nakajima
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