シンガポール、オーチャードストリートにあるショッピングモールIONにあるアンテプリマのショップである。今まで単独で扱っていたBagのラインと洋服のラインの両方を展開する、初の店舗である。店内は3枚のカーブした壁面で構成されており、それにそって商品が並び (手前にbag、奥は洋服)、リボンのように空間を取り巻いている。 そこで、店内構成の条件を活かし、別々に存在しているブランドアイデンティティを、統一したものとして認識してもらえるようデザインを考えた。 カーブした壁に対して、直角にハーフミラー(マジックミラーのようなもの)を配置する事で、鏡の反射によって映し出される手前の空間と、透けて見える向こう側の空間がクロスオーバーし、バッグが並ぶ情景と洋服が並ぶ情景が重なって見える。今日の店舗の役割が、商品を売る場所ではなくイメージを見せる場所に変化してきていることを踏まえ、この店舗ではハーフミラーによる鏡像の効果などを使い、商品を映像的に見せる事でブランドイメージを体現するようなお店にした。